ほろよい文庫
 
 

ほろよい文庫

企画会社:お福酒造 / meet & meet / TISSUE Inc.
クリエイティブディレクター、アート、デザイナー :多田明日香
国:日本

 

日本が誇る美味しい地酒を、そのお酒が造られた土地の風土や歴史などの物語を感じながら楽しんでいただきたいという思いから、この短編小説付きの日本酒が生まれました。

小説は新潟の酒どころ、長岡市が舞台。地方出身者の日常をリアルに描く作家・山内マリコさんに現地へ足を運んで書いていただいた、このお酒のための書き下ろし作品です。小説は“一杯目” 「運命の人かもしれないけど『じゃあ、ここで』」と、“二杯目” 「あたしはまだ到着していない」の2編で、味の異なる日本酒にそれぞれ1編がセットになっています。男性目線、女性目線で描かれた2編の小説は1編で完結しながらも、物語がつながっており、併せて読むことでさらに奥深さを味わえる作品となっています。

パッケージはボトルや外箱からも「物語」を感じられるデザインに落とし込みました。ボトルに直接印刷されたイラストは、イラストレーターが物語を読んだ上で、登場人物をイメージしたものを描いてもらっています。また、外箱は文庫を開いたような形状をオリジナルに開発し、表紙をイメージしたレイアウトや帯を巻くなど、文庫の仕様を意識したデザインとなっています。