Bekkaku
 
 

別鶴

クライアント:白鶴酒造株式会社
デザイン会社:株式会社BULLET
アートディレクション:小玉 文
イラストレーション:佐々木 未来
国:日本

 
 

現在、日本酒の国内消費量は最盛期に比べて1/3程度にまで落ち込んでおり、特に若年層の日本酒離れが顕著である。白鶴酒造では日本酒の需要回復を図るため、20~30代の若手社員だけで構成されるプロジェクトチーム「別鶴」を立ち上げ、若い世代の視点や発想をふんだんに取り入れ、日本酒の魅力を新しい形で表現することにチャレンジした。

プロジェクトでは「新しい日本酒の世界を覗こう」をコンセプトとして、若年層やビギナー層が興味を持ち、自然と手に取り、さらに飲んで驚くような、新しい日本酒体験の入り口となる日本酒を企画・開発した。

ラベル表側のムシメガネ・シュノーケル・テレスコープに穴を開け、瓶越しにラベル内面に描かれたイラストを「覗ける」ようにしてコンセプトを表現した。イラストがお酒による屈折でゆらゆらと歪んで見える様子は、飲み手の抱く「日本酒という未知のものに対する好奇心や不安」といった心情ともリンクしている。