森嶋
 
 

森嶋

クライアント:森島酒造株式会社
デザイン会社:TRUNK
クリエイティブディレクション・アートディレクション・デザイン:笹目 亮太郎
プロジェクトマネージメント:助川 智美
コピーライティング:平嶋 さやか
写真:矢野 津々美、小沼 渉
国:日本

 
 

日本酒ブランド『森嶋』は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を被った茨城県日立市の酒蔵「森島酒造株式会社」が蔵の再起を賭けて挑んだ新商品のブランディングプロジェクト。

大地震で壊れた大谷石造りの蔵の石片をシンボルアイコンとしたデザインは、どんな困難にも負けない不屈の気持ちを象徴しています。
ブランドタグラインは「一石投じる一杯を。」日本酒の産地としてはマイナーな地域である茨城県にある小さな酒蔵が、10年の歳月を費やして辿り着いた自身の味を世の中に問うべく、日本はもとより世界中の日本酒好きに「一石投じる」気持ちを込めて届ける、というチャレンジの意味も込められたデザインです。

日本の美意識である侘び寂びの哲学を引き継ぐ「引き算の美学」で醸造された『森嶋』の味を、研ぎ澄まされたミニマルなデザインで表現しています。

『森嶋』は2019年の発売以来、茨城県内では売上ランキング1位、日本国内でもトップ40以内にランキングしており、
今年2023年には世界のマーケットも視野を入れた高級ライン『森嶋25+』も発売されるなど、まさに日本酒の世界に一石を投じ続けています。