narai
 
 

narai

クライアント:株式会社Kiraku
アートディレクション・グラフィックデザイン:林 絵子
ディレクション:サンドバーグ 弘 (株式会社Kiraku)/山野 恭稔 (株式会社Kiraku)
国:日本

 
 

デザインコンセプト

長野県の宿場町奈良井宿で1793年に創業された「杉の森酒造」が10年の休眠を経て「suginomori brewery」として再生。その新たな日本酒ブランド「narai」のパッケージデザイン。ボトルデザインには山間に位置する蔵の地域特性と、社名である「杉の森」を感じさせるグラフィックを黒のボトルに黒のインクで印刷し、主張しすぎない日本らしい美意識とストイックな世界観を表現した。外装パッケージには前酒蔵時代に使われていた「杉の森」の文字の意匠を使うことで200年以上続いた酒蔵の歴史の継承を表現し、また素材は環境に配慮し、再生可能な段ボールを採用。過剰包装をせずそのまま海外発送できるよう独自に設計した。

商品コンセプト

ブランド名の「narai」は日本酒をきっかけに世界の人に奈良井という地域を知って足を運んでもらいたいという想いが込められている。酒造りの全工程を1人の杜氏のみでつくっているのが特徴。地産にこだわっており、日本酒の原料である酒米は長野県安曇野産を、水は地域住民の生活を支えてきた天然の山水を使用している。スウェーデン系アメリカ人の父と日本人の母を持つミックスルーツの帰国子女である蔵元や、30代の若き杜氏、経験豊富な番頭を中心に、日本で一番標高の高い蔵元(940m)として、日々常識に捉われない挑戦を続けている。