CANOBLE
 
 

CANOBLE

クライアント:National Depart 株式会社
デザイン会社:National Depart 株式会社
デザイナー:Kosuke Hideshima
国:日本

 

CANOBLEは、「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味」に続く「第六の味覚」をテーマに、料理に香りをつけるスプレーやジェルの「食のコスメティック」として2011年3月に誕生しましたが、商品の発売日に東日本大震災に遭い、製造や流通を諦めざるを得ませんでした。

その後、香りを演出する方法としてバターに着目し2018年11月にバターブランドに生まれ変わり、フレーバーバターやバター菓子などを開発して現在の商品構成になっています。

CANOBLEの名は日本語の「官能(読み:CANNOU)SENSES」と「高貴(読み:KOUKI)NOBLE」から名付けられていて、さらに、NOBLEと同意味の日本語「高貴」の発音は「香気(読み:KOUKI) fragrance」でもあり、目に見えない人間の感覚を具現化し、人間の感覚を拡張するというブランドコンセプトを表しています。

パッケージデザインは、文字情報を排しても商品の味を感じ取れるよう、目に見えない味のイメージをグラフィックによって表現し、中身とパッケージが常に連続性をもつように考えられています。

グラフィックによって味のイメージを浮かべやすい設計は、出荷作業時にミスが起きにくくする役割も果たしています。