AMAKUSAHINOKI PURE ESSENTIAL OIL
AMAKUSAHINOKI PURE ESSENTIAL OIL
クライアント:木のかおり製造所
デザイン会社:OVAL
アートディレクター/デザイナー:杉村武則
プロジェクト管理/コピーライター:木下真弓
パッケージデザイナー:吉永洋( (株)池田紙器工業 IKEDA PAPER-WARE.Co.Ltd)
フォトグラファー:穴見春樹
国:日本
「天草ヒノキへの関心を高め、森の担い手を育てたい」という思いから、精油生産に取り組み始めたクライアント。その思いを昇華させるため、世代や性別問わず、あらゆる空間に存在させやすいデザインを意識しました。
リブランディングにあたり、まず最初に行ったのは、天草の海と大地を歩くことです。岩場に根をはる植物や磯ガニ、波間にゆれる海藻や小魚を育む海。背後に迫る山には、広葉樹や針葉樹がしげっています。祖父の代から受け継がれる天草ヒノキの森には、清らかな岩清水がありました。すこやかな森林は天然の水瓶の役割を果たし、適度に手を入れることで災害抑止にもつながることを再認識し、「森を守ること。それはくらしと豊かな海を守ること」というコンセプトが生まれました。
パッケージには、古紙配合率の高いCライナーを採用。環境に優しいエフカラーのグリシェルで染色しています。間伐材のディフューザーは、木の風合いと年輪、ゆらぎを伝える「半月」型に仕上げました。日本の木材生産現場には「夜空に月のない時期に伐る木は長持ちする」という言い伝えがあります。月の満ち欠けは大地や植物、人にも影響を及ぼすとされ、アロマセラピーとも好相性です。
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